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2007.08.31

映画盗撮の罰則「封切り」

映画盗撮の罰則「封切り」・映画館は巡回強化
 劇場での映画の録画・録音に罰則を科す「映画盗撮防止法」が30日施行され、海賊版問題の温床である盗撮を一掃しようとの機運が高まっている。映画製作会社などは摘発に映画ファンの協力を得ようと新法のPRに懸命。全国に約700ある劇場も巡回の強化などに乗り出しているが、「上映中の騒ぎはお客の迷惑になる」との声もあり、どこまで厳格に対応するかは手探りの状態だ。
(以下略)
NIKKEI NET 2007年8月31日(17:41)

上記の記事にあるとおり、今年(2007年)5月23日に成立した「映画の盗撮の防止に関する法律」が30日に施行されました。

映画の盗撮というのは、要するに、劇場公開された映画や試写会などで上映される映画を、ビデオカメラなどで録画・録音する行為です(映画盗撮防止法2条3号)。もっとも、ココで言う「映画」は、著作権の目的となっているもの、つまり著作権が認められるものに限られます。
映画盗撮防止法が施行されましたので、これからこういった「映画の盗撮」を行うと、著作権法119条1項によって、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科されるおそれがあります。

ここで注意しなければならないのは、なにも映画盗撮防止法がなければ、映画の盗撮をしてもよかったのか?というとマッタク違うという点です。

デジタルビデオカメラなんかも、今は高性能なものを一般の方が購入することが可能になっています。
ですから、劇場でコッソリと映画をカメラで録画することは技術的に可能ですし、そこで録画された映像は、結構見るに耐えるモノだったりするみたいですね。
でも、これは当然、著作物の複製に該当します。こうした盗撮は、著作者が専有する「複製権」(著作権法21条)を侵害する行為なんですね。

じゃあ、なんでわざわざ新しく法律を作る必要があったのか。

実際、映画館で映画の盗撮を確認し、それをとがめたとしても、その不届きモノは次のような言い訳をするそうです。
「確かに録画はしてるけど、撮ったものは自分があとで見て楽しむだけなんっすよぉ。売り払ったりネットに公開とか、ぜんっぜん考えてないっす。」
ってね。

著作者の有する複製権には重大な制限がありまして、たとえ著作物を無断で複製したとしても「個人的に又は家庭内」などで使用する目的の場合であればイイヨという規定があるんですね(著作権法30条)。いままでは、これが免罪符のように悪用されていたと。

こういうことを言わせないために制定されたのがこの「映画の盗撮の防止に関する法律」です。

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映画盗撮防止法」by伊予の中の僻知WWWを知らず

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