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2007.09.17

チャップリン映画、格安DVD販売差し止め・東京地裁(3)

チャップリン映画、格安DVD販売差し止め・東京地裁(1)同(2)と続けてきました標記のエントリについて、自分なりにまとめてみたいと思います。

この判決のキモは、次の点に集約されるものと思われます。

  • 旧法に基づき、映画の著作者を個人と認定
  • 東京地裁は、本件各映画の著作物が団体名義のものではなく、チャップリン自身が著作者であると認定しています。したがって、旧法3条(及び附則52条)により、著作権の保護期間が著作者の死後38年と認定されました。

旧法3条
発行又は興行したる著作物の著作権は著作者の生存間及其の死後三十年間継続す
数人の合著作に係る著作物の著作権は最終に死亡したる者の死後三十年間継続す
旧法附則52条
第三条乃至第五条中三十年とあるは演奏歌唱の著作権及第二十二条の七に規定する著作権を除く外当分の間三十八年とす
第六条中三十年とあるは演奏歌唱の著作権及第二十二条の七に規定する著作権を除く外当分の間三十三年とす
第二十三条第一項中十年とあるは当分の間十三年とす

これを仮に、本件各映画の著作物が団体名義のものであるとすると、旧法6条(及び附則52条2項)により、その「発行又は興行」のときから33年となって、結論が変わってくると。
旧法6条
官公衙学校社寺協会会社其の他団体に於て著作の名義を以て発行又は興行したる著作物の著作権は発行又は興行のときより三十年間継続す

この点が、「ローマの休日」事件に対する裁判所の判断と、今回の判決とで結論が変わってくる大きなポイントとなったと思われます。

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