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2006.08.10

キャラクターと著作権

「定番に陰り 販路拡大が裏目
民間調査会社のキャラクター・データバンク(東京・港)が調べた、キャラクター商品販売額で2005年まで4年連続一位を獲得したのは、くまのプーさん。しかしシェアは6.72%と前年より3.34ポイント減。一位のシェアが10%に満たなかったのは、01年の調査開始以来初めてだ。(中略)もっともキャラクター市場全体がしぼんでいるわけではない。消費者相手の企業が独自にキャラクターを企画する動きが加速。NTTドコモ「ドコモダケ」や東日本旅客鉄道(JR東日本)「スイカ」のペンギンなど、人気者に育った。(以下略)」
日本経済新聞8月8日朝刊コラム「ランキングが語る消費5」

2日ほど前の記事であるが、なかなか面白い記事であるし、著作権にもかかわる内容であるため、ここで取り上げてみたい(ここ2日間でネタになるような記事がなかったわけではないのだが。)

キャラクター商品というと、すぐに頭に浮かぶのは、既にアニメや漫画としてある程度の人気を博しているものの登場人物などを、商品のイメージキャラクターとして起用し、テレビCMなどに利用したり、またぬいぐるみや、最近では携帯ストラップなどの商品として販売する形態であろう。このような手法が採られるのは、おそらくそのキャラクターが登場するアニメや漫画、映画などのコンテンツが既に世の中に認知されており、その知名度を利用して商品の販売を促進する意図があるのであろう。

これは、既に売れ行きの良い商品デザインをパクって、類似品を販売しようとすることに似ているかもしれない。
例えば、少し前になるが、バンダイ(当時)が発売して爆発的な大ヒットとなった「たまごっち」の類似品が多数販売されており、バンダイ(当時)は、類似品の販売指し止めの措置をとったことが話題となったことがある。筆者自身、「たまごウォッチ」なる類似品を見たことがあるが、当時たまごっちが品薄で入手が困難な状況であったため、「たまごウォッチ」を見た瞬間、やや興奮した覚えがある。

たまごっち(wikipedia)

さて、上記日経新聞の記事によれば、キャラクター商品の販売額トップは「くまのプーさん」ということであるが、この非常に著名なキャラクターを商品パンフレットなどに使用すれば、おそらく多くの人の目を引くことだろう。
しかし、くまのプーさんのキャラクターの権利者の許諾等を得ず、無断で使って商売するのは、どんな理屈があるにせよ、ヤバそうである。
これは私のような法律の素人にもなんとなくわかることだ。

では、くまのプーさんを勝手に使って商売すると、なぜいけないのか。
どのような法律に違反することになるのか。
この点について、少し調べてみた。

まずは、くまのプーさんの絵本をスキャナ等で電子データとして取り込み、加工して商品パンフなどに利用した場合、著作権(複製権)に違反することは確実である。以前のエントリー(「それは著作権法違反です。」)で述べたとおり、著作者(著作権者)には、なにはさておき複製権が認められているからだ。
では、コピーすることなく、くまのプーさんの絵本を内容を覚えてしまうくらいに読み込み、その絵本を模写等するのではなく、独自にくまのプーさんを描いた場合にはどうなるか?この場合には、基本的に複製権を侵害することにはならないのである。

長くなってしまったので、その理屈とキャラクターと著作権との関係については、「次回に続く」ということにさせていただきたい。


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