--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


2007.08.04

記事の「引用」について

BLOGにエントリを書く際、なるべく他のBLOGERが、そのトピックについてどのようなことを書いていらっしゃるかを調べるようにしています。
んで、「これはぜひ関連エントリとしてご紹介したい」ということになれば、リンクを貼らせていただいています。

んで、そのためにTechnoratiなんかのBLOG検索サイトを利用して検索しているのですが、色々な方のBLOGを拝見していて

はて?

と思ってしまうことが多々あるのです。

特にNEWS系のBLOGに多いのですが、どこかのニュースサイトから記事の全文をコピペして紹介し(まぁ、ココまではいいのかもしれんけど)、ご自身の感想や意見が一切ないというものです。
それでいて、そのエントリの最後に「~より引用」などと記載されています。

どうも「引用」というものを誤解されていらっしゃるご様子。

念のため、ココに「引用」について規定する著作権法32条1項の規定をご紹介しておきましょう。
著作権法32条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるものでなければならない。
2項略

まぁ著作権法の規定の仕方も悪いんでしょうね。

抽象的過ぎて、わかりにくい。

そこで、ビジネス実務法務検定試験2級公式テキストの該当箇所の記述を、文字通り「引用」してみましょうか。
これは、公表されている著作物を自己の著作物中に引用して用いることができるとするものである。ただし、引用する場合には、その著作物の出所を、その利用の態様に応じて合理的と認められる方法および程度で明示しなければならない(著作権法48条1項)。各種の書物等に引用されている論文、出版物等について「○○年△△社刊、□□(著者名)著『××××(署名)』より」などと表示するのはこのためである。
ビジネス実務法務検定試験2級公式テキスト2007年度版P.243

多少はわかりやすくなってますかね。ここでは出典を明示しろということで著作権法48条1項が示されています。

もっとも、これだけでも実は不十分で、著作権法上適法な引用と認められるためには、さらにいくつかの条件を満たさなければならないとされています。

思いつくままに書いてみますと・・・

■自己の著作物と引用される他人の著作物との間に「主従」の関係が認められなければならない。

ま、要するに自分の「言いたいこと」がメインにあって、それを補足したりするために他人の著作物を使わせてもらうことができるってこと。
これは著作権法32条1項の「公正な慣行に合致する」とか「正当な範囲内で」というところに関係してきます。

それ以外にも

引用部分とその他の部分が明確に区別できなければならない。
ウチのBlogみたいに<blockquote>タグかなんかで囲うといいと思います(手前ミソw)。

■必要とする限度内で引用しなければならない。
特に「言いたいこと」と関係ない部分まで持ってきちゃダメよということですね。

あとは

■引用元の著作物で著者が「言わんとする趣旨」に沿った形で引用しなきゃならない。
ってのもあります。
例えば、文章表現を考える場合、著者は自分の主張をより説得力あるものにするために、自分とは反対の考え方を紹介してそれを批判するという形式をとることがあります。こういう場合に、著者と反対の考え方を紹介した部分をその著者の「言い分」として引用したら、著者としては「おい、ちょっと待て。それはオレが言いたいこととぜんぜん違うぜ」となりますわな。こういうのはダメよってこと。
ま、この点は例えば週刊誌に掲載されているインタビュー記事なんかでは、インタビューを受けた側の意図とマッタク違う主張をするために、いいように使われたりすることがあるようで、コンテンツ制作のプロであるべき出版社なども、故意にかナニかを勘違いしているのか、あまり守られていないようですけどね。

ま、引用された側もいちいちBLOGの記事ひとつひとつに目くじらを立てることはないでしょうから、大して問題にならないかもしれませんけど。表現者としての良識として、これぐらいのことは知っておいても損はないと思いますよ。

念のため、書いておきますと

著作権法違反には刑事責任が問われます。
昨年(2006年)の著作権法改正で、著作権違反の罰則は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金となりました。

いやぁ、怖いですねぇw

このエントリに関連する他のブログの記事はコチラ↓
目指せ!士業開業「引用のしかた」
::::弁護士 川村哲二::::〈覚え書き〉::::「著作権法で許される「引用」」
漫棚通信ブログ版「これは盗作とちゃうんかいっ・無断引用篇」

このエントリに関する当BLOGの他の記事はコチラ↓
著作権

この記事へのトラックバックURL
http://hirotakataki.blog54.fc2.com/tb.php/92-2eebc04d
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。